ネットで話題となっていたポケモン生体図鑑を気になったので買ってみました。
小学館から定価で1,430円、A5版サイズで2025年6月18日に発売されており、発売直後から多くの反響を呼んでいるようです。
裏表紙にはおばあちゃんの荷物を運んであげているイケメンゴーリキーさんのイラスト。

ポケモン達の知られざる生態や暮らしを、行動生態学に精通している筆者達が描き下ろしのイラストと共に紹介するという内容。
描き下ろしのイラストは毎ページに数カット収録されていてかなりのボリュームです。
4章立てで描かれており、『すがたや形』『生活』『ポケモン同士のかかわり』『移動能力』
各章ではアカデミックな視点でポケモン達の生態をかなり深掘って紹介しています。
推しポケモンの意外な生態や暮らしを発見できたり、逆に本書きっかけで推しポケモンが見つかったりするかも。
僕の推しポケモンTOP5入りを果たしているヤドンも紹介されていました。
やっぱりヤドンの尻尾は甘いみたいです。
尻尾が甘いってなんだよ。可愛いなまったく。
さらにヤドンが好きになりました。
あと特に気になったのが、カラカラの説明文。
死んだ 母親の 骨を 被る
夢を見て 泣くことも あるけど
涙を流すたびに 強くなる
なんでエモい説明なんだ。
そして進化したガラガラの説明が
母親に 会えない
悲しみを 乗り越えた
カラカラが たくましく
進化した 姿。
鍛えられた 心は
簡単に くじけない。
なんともいえない感情になりました。
もはや詩ですね。
説明だけで泣ける。
しっかりポケモンを愛している筆者たちの想いが伝わってきます。
他にも様々なポケモンの生態が描かれています。意外にも恐ろしい生態とか、ほっこりする生態とか、可愛い生態とか
永遠に読んでいられますよこれ。
何度も読み返しても飽きない内容になっているので、トイレとか枕元にでも置いて読み返したいと思ってます。
子供の頃に読んだ動物や恐竜の図鑑を読んでいる様な気分で、アラサーの僕も十分楽しめました。
もちろん子供向けに書かれているので、お子さんへのプレゼントや一緒に読んだりしても楽しめそうです。
子供が読んでポケモンの生態から僕たちの世界の動物にも関心を持って、生態学や生物に関する学問を勉強するきっかけになったりしたら素敵な話ですね。
今晩も寝る前にポケモン生態学を読んで寝ようと思います。
いい買い物でした。
以上
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